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Nボナッチ数列及び2の冪乗数列に関する三角関数を用いた漸化式

  • 執筆者の写真: S Y
    S Y
  • 2022年7月4日
  • 読了時間: 1分

0.参考文献

タンジェントの加法定理とその拡張


1.tangentの加法定理

ここでe_iはtanθ_1~tanθ_nのi次の基本対称式です。e_0=1、i>n→e_i=0。基本対称式は、「n個のものからi個選んで掛け合わせ、全通りについて足したもの」です。


2.N=2の時

以下のようになります。また、フィボナッチ数を用いて考えることができます。

以上から、以下の2つの漸化式が成立します。


3.N=3の時

以下のようになります。また、トリボナッチ数を用いて考えることができます。

以上から、次の2つの漸化式が成立します。

前回の記事の通り、特にsinを使って考えることができます。新たに導いた下段の漸化式に対しても同様にsinとcosを用いて表すことができるでしょう。


4.N→∞の時

そもそも、N→∞とはどういう数列でしょうか?結論、2の冪乗数列となります。初項を1とすれば、前までの項をいつでも全部足すことになるので、

1,1,2,4,8,16,32,64,128,...

となるためです。

以上から、同様に考えていくと、結局次の公式を与えることができます。

煩雑でわかりにくいので、以下のように書き換えます。

計算方法上、mの範囲指定(∏)とl_m(Σ)の表記が逆になることに注意してください。


 
 
 

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